都会暮らしと田舎暮らしの違いを両方経験した自分が考えてみる

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」

 

 

 

 

今年流行った某アニメ映画の某主人公のように、毎日が涙目で叫びたい気分だった。

 

・・・ちょっと盛り過ぎな感じもするけれども、田舎で暮らしていたときは大概こんな気持ちで生活していた気がする。

 

自分は和歌山県の生まれである。和歌山県と聞くと、

 

和歌山県?どこ?ああ、近畿の端っこにある県ね。あそこってなんかあんの?・・・こんなイメージを持つ人が多いんじゃないだろうか?

 

他県の人には近畿のおまけだなんて言われるし、毎年台風は直撃するわ、大阪の防波堤としての役割しかないなんて言われるわ、冬になると食べきれない量のみかんが送られてくるわで、悪いところは数え切れないくらいあった。

 

大学生になったら絶対こんな県脱出してやる!俺は都会でヒーハーするんだああああ!と意気込んでいたのに、進学したのは北海道の地方の大学だった。なんで?

 

 

 

それで現在やっと大阪という都会に住んでいるわけである。なに?東京以外は都会じゃない?馬鹿言うな、和歌山生まれからしたら奈良県だって都会だわ。

 

知っていると思うけれども、都会暮らしと田舎暮らしには果てしない差がある。田舎人が都会的な暮らしを渇望するように、計り知れない魅力が都会にはあるのだ・・・!!

 

ちなみに都会に憧れる若者に「はー、俺、田舎暮らししたいわー」なんて言うのはただの挑発行為である。特に和歌山で言った日には殴られても文句は言えない。

 

一応自分も都会暮らし、田舎暮らし、両方を経験したのでその違いをまとめてみようと思う。1年ちょっとで都会暮らし経験したと言えんのか?だって?あーあー、聞こえなーい

 

田舎のみんな、都会って素晴らしい場所だよ・・・!!(個人の感想です)

 

 

田舎暮らしのメリット

 

なんか平和

 

自分の住んでた地域だけかもしれないけれど、田舎は平和だと感じる。ちょっとスカしたなんちゃってヤンキーがたまにいるけれども、そんなの全然気にならない。

 

都会ってたまにガチな人いない?見ただけであっ、(察し)ってなる感じの。そういう人に比べたら田舎の兄ちゃんなんてなんともない。

 

あと、時間がゆっくり流れてる気がする。もちろん体感的な意味で。

 

ゆったりとした景色がそうさせるのか、住んでいる人の性格がそうなのか。逆に、都会では常にせわしない感覚がある。えっ、もう一日終わり?えっ、もう今年終わり?そんな感じがする。

 

また、田舎は野望に溢れてる人も少ない気がする。そんな人種はすぐに上京しちゃうからかもしれないけど、やっぱり都会と比べると圧倒的に少ない気が。

 

これらの要素が混ざり合って、「なんか平和」とかいう言葉からして頭からっぽ平和な感想が頭に浮かぶのである。

 

実家がある 

 

田舎生まれ限定。なんだかんだ実家っていいもんだと思うのです。寝ているだけなのに、ご飯は出てくるし、お風呂は勝手に湧いているし、昨日着た服は洗濯されているし、なによりお金がかからない。

 

完全に寄生生活みたいだけれども、やっぱり長年染み付いた習慣は消えないもんだ。あと安心感が違うね。夏になるとゴキブリが出まくるようなきったない家でも、ついついごろんと転がりたくなっちゃう。それで昔の思い出に浸ったりするともう最高。涙が出ちゃう。

 

久しぶりに実家に帰るとそんな風に思うのだ。あ、でも3日もいればいいかな。周りになんもないし。

 

みかんがいっぱいもらえる

 

和歌山限定。あ、愛媛もそうかも?他にメリットが浮かばなかったから無理矢理書いた感。そういえば田舎暮らしだと生活費も安く済むのかもね。

 

 

田舎暮らしのデメリット

 

交通の便がクソ

 

「便」と「クソ」をかけている。・・・。

 

田舎はまじで交通の便が悪い。車がないと生活できない。最寄りのコンビニまで車で15分ってなんだよ。全然コンビニエンスじゃないよ。もっと近くにも作ってよう。

 

駅間も非常に遠い。お金節約したいから歩こう♪ そんな発想は一ミリたりとも生まれない。

 

さらに電車1本あたりの待ち時間が半端ない。なんだよ次の発車は40分後です、って。こんな何もない駅でどうやって40分も時間潰すんですかー?

 

さらにさらにicocaなどのICカードが使えない。というか、駅に駅員がいない。無人駅は和歌山では当たり前です。

 

電車は2両しかありません。2両編成だと大阪では10秒に一本来ても人でパンクするんじゃないか。でも和歌山だと悠々座れるよー。やったねー。

 

こんな風に交通網がとにかく発達していない。そして、多くの人はこれが当たり前だと考えている。ちなみに北海道ではジャンプが月曜日に発売されない。(札幌は違うのか?)北海道人にジャンプのネタバレはよそうね。ネタバレは殺意が湧くからね。

 

 

遊ぶところがない

 

辛い。中学生、高校生にとってはまじで辛い。ラウンドワンも、カラオケも、ボウリングもない。ショッピングモールなんて当然ない。ないない尽くし。

 

自分が高校生のときは、「おい、餃子の王将に遊びに行こうぜ!」とかいう、意味不明な言葉が飛び交っていた。餃子の王将はいつからアトラクションになったのか?

 

スタバ?あるわけないっしょ。そこの60円の自販機で我慢しときな。

 

 

都会暮らしのメリット

 

とにかく便利すぎる

 

コンビニは徒歩2分。最寄りのスーパーまで徒歩3分。一番近くの駅まで徒歩5分。

 

・・・なんだここは。楽園か?

 

和歌山にはなかったものがなんでもある。電車も3分おきに来る。素晴らしい。

 

駅間だって少し頑張れば歩けるし、梅田やなんばまで10分、20分程度で行けちゃう。完璧すぎる。

 

これを経験するともはや和歌山には戻れない。買い物だって楽ちんだし、好きなものがなんでも揃っている。ただし、一緒に買いに行く人はいない。

 

まさに「便利」という言うほかない。大阪でこれだったら東京だとどうなってしまうんだろう。車が空でも飛んでいるんじゃないか?

 

 

いろんな人に会うチャンスがある、気がする

 

大阪にいるといろんな人と出会うきっかけがある、気がする。やっぱり人口が多いだけあって、知り合った人が比較的近くにいる可能性が高い。多少遠くても、交通網が発達しているから会いに行きやすいんじゃないか(会いに行くとは言ってない)。

 

それになんか大阪にいると会いに行こう!って気持ちになりやすい気がする。せっかく都会にいるんだからこの機会を活かそうって気分になる。

 

和歌山にいるときはなんだかそういうのって面倒だった。え、隣の高校の奴と一緒に遊ぶ?やだよ、遠いしめんどいし遊ぶとこねーじゃんって感じだった。おお、見事なダメ人間だ。

 

年食って考え方が変わったのかもしれないけれど、大阪にいる今が一番バイタリティがある気がする。

 

 

都会暮らしのデメリット

 

人が多い

 

人が多いのはメリットでもあってデメリットでもあるように感じる。休日の梅田やなんばはヤバイ。ディズニーランドかな?と錯覚してしまうほど。

 

なんか近くで「おい、足踏んだろ?」とかドスの聞いた声がする。逃げよう。

 

あと、満員電車のストレスは半端ない。テレビで観て「大げさすぎるっしょwww」とか思ってましたごめんなさい。

 

なんていうか、みんな限界を知らない。もうこれ以上入らないって→マジ無理なんですけどぉ→アカン・・・→いくらでもこいやぁ!(錯乱)。こんな感じになる。

 

通勤してたときは、これで1日のうちの半分くらいの体力が持っていかれてた。しかもHPだけじゃなくMPも吸い取られる感じ。わかるよね?

 

 

なんか疲れる

 

人の多さ、時間の早さのせいか、1日でやたら疲れる。肉体的な疲れというよりも精神的な疲れというか。

 

個人的には道を歩いているときの他人への無関心さが辛い。寂しい、というわけではないけれど、少し不安になるというか、必要とされていない感がふつふつと湧き上がる。

 

田舎にいるときは知らない人同士でもなにか、こう、もう少し接点があった気がする。挨拶をするとか具体的な行動ではないけれど、不思議な親近感があった。

 

都会ではそれが全くない気がする。単純に人が多くて、他人なんか気にしていられないのかもしれない。それでも言葉にできないようなそういうものがないのはなんだかなぁと思うのだ。

 

まだ大阪で消耗してるの?

 

 

まとめ

 

完全に都会びいきです、本当にありがとうございました。

 

都会暮らしがしたい!田舎暮らしがしたい!と、両方の意見があるということは都会にも田舎にもそれぞれ魅力があるんだろうなぁと感じる。

 

自分は今は断然都会暮らし派だけれども、またそのうち和歌山帰りたいなぁってなるのかもしれない。・・・なるかな?

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