3年間、1匹の猫を飼っていて大変だったことを紹介します
こんばんは、明石照秋です。
自分は今年まで1匹の猫を飼っており、一緒に暮らしていました。今年の1月に病気で亡くなってしまったのですが、3年間、一緒に暮らすことができました。
もともと動物病院で保護されていた野良猫を貰ってきて、十分に大きくなっていたので飼うにあたってそこまで世話のかかることはなかったのですが、それでも大変なことがいくつかありました。
今回はそのうちのいくつかを紹介します。これから猫を飼おうと思っている人の参考になればいいかと思います。
当たり前ですが、大変なことより楽しいこと、嬉しいことのほうが圧倒的に多かったです。ただ、それをここで紹介してもただの自慢話にしかならないと思うので、今回は大変だったことのほうにスポットを当てました。
夜、熟睡させてもらえない
猫は基本的に夜に活発的になる動物ですので、自分が寝る時間ぐらいから元気になってきます。これからが本番だ、といわんばかりに部屋の中を物色し始めます。
貰ってきて最初の頃は、ハハ、こやつめ、とか思っていたんですが、それが毎日続くと結構なストレスになってきます。
睡眠を妨害されることが好きな人はなかなかいないと思うので、猫を飼いたいと思っている人は覚悟しておきましょう。
また成猫より子猫のほうが元気いっぱいで、夜の大運動会が始まったと揶揄されるレベルですから、そりゃもう大変だと思います。
賢い猫は人の生活リズムに合わせて生活するようになりますし、そうでない猫も昼の間にいっぱい運動させてあげれば、夜にぐっすり寝てくれます。
うちの猫はちょっと残念な子だったのか、最後まで生活リズムが合うことはありませんでした。また昼の間は、完全に無気力状態でガン無視されていましたから運動させるどころではありませんでした。
「ほら、ねこじゃらしだよー」
「・・・」目も合わせない
「」
こんな感じ。
でもこういうところが可愛いんですけどねー。
ウンチがたまに部屋の中に転がっていることがある
猫はウンチした後、なぜか急にダッシュしてどこかに行ってしまうことがあります。多分、外敵から逃げるためなんだろうけど。
これだけでも割とびっくりするんですが、厄介なのは、このダッシュの時にウンチがトイレから出てしまうことがあるんですよね。あと、ウンチして猫砂をかいているときも、目的のブツであるウンチが外に飛び出てしまうことがあります。
こっちが見ている時とかならいいんですが、仕事帰りとかで電気つけるために部屋を歩いている時にこのウンチを踏んづけてしまうと、もう最悪です。神よ・・・って言いたくなります。
猫のウンチって臭いんですよ。多分、あなたの想像しているよりも何倍も臭いです。
それをフローリングやカーペットにスマッシュヒットさせてしまうと、もうエライことです。しばらく臭いがとれません。
この話を友人とかにすると鉄板ネタになるんですが、割とつらいです。自分の部屋がウンチ臭かったらやでしょ?
旅行とかで数日家を空けることができない
動物を飼っている人は誰でもそうなんですが、家を長期間留守にすることができません。
旅行とか興味ないし、とか思っている人もこの点はよく考えておいたほうがいいです。実家に帰省することもできないし、意外となんらかの用事で家を空けることってあるものです。
なので、これから飼おうと思っている人はこういった場合に、身近に代わりに面倒を見てくれる人を探しておきましょう。
最近はペットホテルが一般的になってきて、お金を払えば数日間面倒を見てもらえる環境が整ってきていますが、猫の場合はなかなか難しいです。
猫はナワバリ意識の強い動物なので、普段と違う場所に連れて行かれるのをとても嫌がります。怯えてゲージから出てこなくなってしまう子もいます。
これは猫にとってとんでもないストレスになるので、極力避けてあげたほうがいいです。なるべく家で過ごせるようにしてあげましょう。
動物病院代がすんごく高い
一般的に全員が加入する人の保険と違って、動物の保険は任意加入です。また動物の保険はまだそこまで知名度がないため、入っている人は少ないでしょう。
すると、いざなにかあったときに治療代は全額負担です。この額が正直、馬鹿になりません。
動物病院の治療は基本的に自由診療なので、診察代などはその病院の院長が決めます。なので、MRIなど特別な機器が必要で、需要が高いものの料金はある意味とんでもない価格設定になっています。
例として、MRIなら10万円前後、ガン手術なら10万円前後、レントゲンが1万円前後、血液検査が7000円前後かかります。
また入院ともなれば1週間で10万円程度請求されることも珍しくありません。
自分も獣医師免許を持っているので、当然このことは知っていましたが、飼い主として改めて当事者になったとき、相当金銭面的につらかったです。
もちろん、命はお金では買えませんから、なるべくベストな治療を考えてお願いしたつもりですが、結局、総額20万円程度かかりました。
たとえ大きな病気にならなくても、1年に1回、健康診断を受けさせるだけでもそれなりにかかりますし、犬なら狂犬病の注射、猫でも混合ワクチンの接種があります。
お金がなくて満足な治療を受けさせてあげることができない、確かに仕方のないことかもしれませんが、それではあまりにペットがかわいそうです。
必要と感じるならばペット保険に入ったり、なにかあってもきちんと動物病院に連れていけるように準備しておきましょう。
さいごに
ここまでペットを飼うにあたって大変なことを紹介してきましたが、それ以上に楽しいことはいっぱいあります。
ただ飼ってからこんなはずじゃなかった、なんてことにならないよう、しっかり考えてから飼うようにしてあげてください。
最後まで責任を持って面倒を見るのは、飼い主の義務ですからね。