正義?一番キライな言葉だね やりたい放題の「ゲスのポリス」【漫画オススメ】
今日は須崎洋輔作の「ゲスのポリス」を紹介する。
あらすじ
「八王子 春透」は池袋交番にいる警察官。見た目からして警察官らしくない彼だが、行動はもっと警察官らしくない。
正義?そんなもん知ったこっちゃない。俺を動かすのは俺の「意志」だ、という彼はまさにやりたい放題。
JKを半裸にしたり、警視総監の息子をぶん殴っちゃったり。警察官どころか普通の人でも「アウト」な行動を繰り返す。
そんな破天荒な彼だが、意外と人望は厚い。義理堅く、一見無茶苦茶に見えるその行動も実は人のためだったりする。...時もある。
そんな無茶苦茶警察官「春ちゃん」の日常を描いたハートフル?ストーリーである。
「ゲスのポリス」はこんなお話
話の流れは定番 それをぶっ壊す「八王子 春透」
テレビやマンガでよく見る「胸糞悪い」シーンをバッタバッタとなぎ倒す主人公は読んでいて爽快感がある。
後のことなんて考えない彼の行動はまさに常識外。それで最終的に丸く収まるのはまさに漫画だからである。
(出典:「ゲスのポリス」 逮捕よりも大事なもんがある。ちなみに蹴りあげてるのは警察の備品です)
「GTO」と「こち亀」を融合させたような主人公
設定は「GTO」と「こち亀」を参考にしているように感じた。警察官なのに、という部分は「両さん」、情に厚く、超行動派な部分は「鬼塚」を意識しているのだろう。
漫画の中の描写でもその2つの漫画を意識したものが多い。(コマ内に「!?」が書かれていたり)
この2つの漫画が好きならきっと面白く感じると思う。
(出典:「ゲスのポリス」 なんで警察官になったの...?って言いたくなる)
1話ごとに読み切りなのでさくさく読める
1話ごとに話がきっちり完結しているので、気楽に読める。続きものって「続きが気になるぅ」ってなってあんまり好きじゃないんだよね...。
逆にそれがあるから次の単行本を買うわけだけども。自分みたいに1巻で満足したい!といった人には特におすすめ。
(出典:「ゲスのポリス」 言ってることは極悪犯罪者と変わらない)
終わりに
まさに現代版「こち亀」といったところ。もちろんこち亀の長い歴史を考えるとそんな簡単に言えるものではないけれども、これからそう言われるような漫画になっていってほしいと思う。
日頃ストレスを抱えている人は代わりに「春ちゃん」に全部ぶっ壊してもらおう。