ソロギターを始めるにあたって必要なものや準備すべきものは?

「ソロギターを始めたいけど、どんなものが必要かわからない・・・」

 

ソロギターってプレイヤーが少ないので、ネットで検索してもなかなか情報が出てこないですよね。こんなことが知りたい!と思ってもちょっと違うことが書いてあったりとか・・・。

 

ソロギターを始めるにあたって必要なものはギターだけです。アコギ(エレキでも可)さえあれば他にはなにも必要なく、すぐに練習をスタートすることができます。

 

といいたいところですが、用意しておいたほうが練習がはかどるアイテムがいくつかあります。せっかく練習するならやっぱり効率的に練習したいですよね。

 

そこで、ソロギター歴6年の自分が「これはあったほうがイイ!」と感じるものをつまとめました。そこまで高価なものではないので、練習前にまとめて用意してしまうのもアリだと思いますよ。

 

 

 

アコースティックギター(エレアコ)

 

当然ですがギターがないことには始まりません。今はネットでも注文できますが、実際に楽器店に行って試奏してから購入することをおすすめします。見たぶんにはどれも大差ないように思えますが、触ってみると驚くくらい違いがあります。

 

といっても、どれが良いギターなのかは最初はわかりませんから、店員さんにアドバイスをもらいながら吟味し、購入しましょう。自分の足で探して見つけたギターには愛着も湧きますよ。

 

エレアコを購入予定なら、アンプも一緒に買っておくとより幸せになれます。なくても十分練習できますけどね。エフェクターは初心者のうちは少なくとも必要ありません。

 

4~8万円程度のものがエントリータイプとされており、1本目はこのあたりの価格帯から選んでおけば間違いないはずです。1~3万円のものでもOKですが、チューニングが不安定だったりネックが異様に太かったりするので、少し弾きづらく感じるかもしれません。辞めたときもったいない!と思うなら、まずは1万円や2万円のギターを購入してみるのも選択肢の一つです。

 

 

メトロノーム

 

学校の音楽室で見たことがある人もいるでしょう。カチカチ鳴るアレです。

 

ソロギターに限らず、楽器の練習をする際にはメトロノームは必須です。音楽の三要素はメロディ、ハーモニー、リズムだと言われており、どれが欠けても素晴らしい演奏は生まれません。

 

とくにリズムがぐたぐたの音楽は聴くに耐えません。天性のリズム感を持っている人もいますが、ほとんどの人は並みのリズム感しかないので、しっかり鍛えていく必要があります。

 

最近は電子メトロノームというものも登場しており、とても便利です。いちいちネジを巻く必要がありませんし、小さいタイプのものであれば耳につけながら練習できるので、より正確にメトロノームの音を聞いて演奏できますよ。

 

 

オススメはこのヤマハの電子メトロノームで、自分も使ってます。テンポをボタン一つで簡単に変えられますし、耳につけられるのも嬉しいポイントですね。目線を楽譜やギターに固定できるので、より集中して練習できます。 

 

 

チューナー

 

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チューナーはチューニングの際に使う道具です。その弦が正しい音程を出しているかどうか判定してくれる機械ですね。音程が狂ったまま練習すると気持ち悪いですし、自分の音感もズレてしまうので、チューニングは必須です。

 

最近はチューナー機能を持った無料のスマホアプリが数多くリリースされているので、必ずしも購入する必要はありませんが、あったほうがやっぱり便利ですね。

 

写真のようにギターのヘッドに取り付けられるタイプのものなら、いつでもすぐに音程をチェックできるので、練習前のチューニングはもちろん、チューニングを変更したいときもスムーズに行えますよ。

 

スマホアプリだとアプリを起動させる手間がありますし、レギュラーチューニングしか判定してくれないものが多いので、変則チューニングができないという問題があります。ソロギターは変則チューニングをよく使うので、この点は不便です。

 

さまざまなタイプのチューナーが販売されていますが、おすすめはやっぱりギターヘッドに固定するタイプのものです。

 

 これは自分が昔使っていたチューナーですね。今は違うものを使っていますが、こちらのほうが使いやすかったので、こっちをおすすめしておきます。

 

 

カポタスト

 

他のギタージャンルではあまり見かけないカポタストですが、ソロギターでは必須と言っても過言ではありません。多くの曲でカポタストが使用されているので、用意しておかないと練習すら満足にできないのです。

 

カポタストってなんやねん?という人も多いでしょう。簡単に説明すると、ギターのネック部分にセットすることで、チューニングを手軽に変更することができるのです。これにより、コードフォームは同じままで曲のキーを簡単に変更できます。言葉で説明してもわかりにくいでしょうから、以下に写真を貼っておきます。

 

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 (弦サビサビでごめんなさい)

 

カポの値段はピンからキリまでありますが、そこまで高いものを買う必要はありません。2,000円程度のもので十分です。ちなみに、略して「カポ」と呼ぶのが一般的です。

 

 

 

これは自分が使っているカポタストです。カポにはいろんな種類がありますが、とりあえず標準的なものを一つ持っていれば問題ありません。必要だと感じたら追加で買いましょう。

 

爪やすり

 

ソロギターは基本的に指弾きです。指弾きにも2種類あり、指の腹の部分で弾く人(肉弾きとも言います)と、爪で弾く人がいます。もちろんその両方を使い分ける人もいますよ(自分は親指だけ肉弾き)。

 

慣れないうちに肉弾きにチャレンジすると、力の入れ具合がわからず、もれなく指先が悲鳴をあげるので、まずは爪弾きから取り組むことをおすすめします。

 

ただ、爪弾きの場合は爪の手入れが絶対に必要です。爪の手入れなんてまるで女性みたいですが、ソロギタリストにとっては常識です。弦に当たる部分がザラザラしてたり、変な形だったりすると、とんでもなく弾きにくいんですよ・・・。

 

そこで登場するのが爪やすりです。今まで使ったことがない人が大半でしょうから、いろいろ試してみて自分の弾きやすい爪の長さや形を覚えていきましょう。ホント、爪の状態によって弾きやすさが段違いですよ。

 

 

自分が使っているものです。両面にやすりがついていて、それぞれ粗さが違うので調整しやすく、重宝しています。 

 

 

スペア弦

 

ギターの弦は消耗品です。時間が経つにつれて音質は悪くなっていきますし、ある日突然切れてしまうこともあります。練習する気満々だったのに弦が切れてしまったときのやるせなさったらありません。そんなときにスペア弦がなかったらもっと空しくなるので、最低一つは常備しておきましょう。

 

弦の寿命はメーカーにもよりますが、だいたい3週間から1ヵ月程度でしょうか。チューニングを変えまくってたらもっと早くヘタレます。弦の種類がいっぱりありすぎてわかんない!という人は、とりあえず「ダダリオ」の「ライトゲージ」を買っておきましょう。そこから自分好みのメーカーを見つけたり、弾きやすい太さ(ゲージ)の弦を探せばOKです。

 

 

弾きたい曲の楽譜や基礎練習本

 

最初から耳コピにチャレンジするぜ!という人もいるかもしれませんが、個人的にはあまりおすすめしません。技術がないうちから耳コピに挑戦すると、音はなんとか聞き取れるけどその通りに指が動かない、そもそもコードフォーム知らない、なんてことになって、そのうち「ソロギター難しい!無理!」みたいに放り出したくなるからです。

 

まずは弾きたい曲の楽譜を用意して、その曲を徹底的に練習しましょう。そうすることで、ソロギターのセオリーや定番の動きみたいなものが身に付き、他の曲のコピーも早くできるようになります。耳コピはその段階になってからでも遅くありません。楽譜は有料で販売されているのを購入してもいいですし、有志の方が作ってくれたtab譜を参考にするのもいいでしょう。

 

あと、基礎練習本も一冊は持っておいたほうがいいと思います。ソロギターで難しいのは実は右手のほうで、基本的な動きをマスターしない限り、なかなか演奏が安定してきません。こちらも用意した一冊を徹底的に弾き込みましょう。

 

基本的なコードフォームも確実に覚えておきたいところです。ただ、コード本はわざわざ購入する必要はありません。ネットで検索したら全部いくらでも出てくるので、それを見ながら覚えていきましょう。

 

 

まとめ

 

ソロギターの練習のために必要なものはとりあえずこんなところです。慣れてきて、あれが欲しいなと思ったら順次買い足していきましょう。

 

ソロギターはある程度上達するまでが大変です。曲中でコードはコロコロ変わりますし、右手の動きも変則的なパターンがたくさん出てきます。最初は全く思い通りに弾けないでしょう。

 

それでも諦めずに練習していれば次第に上達していきます。ソロギターは一人で曲を演奏できますから、弾けるようになるととても楽しいですよ。ぜひソロギターを楽しんでくださいね。